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龍のなんとなく開運日和だ ~役行者~

私が御朱印を集める趣味があるのを以前書きました。
中でも修験道の開祖、役行者の足跡を辿るのがライフワークです。
いつ頃から役行者の追っかけになったのかは記憶が定かではありません。
いくつかの寺社をめぐるうちに長頭巾をかぶり錫杖をもち左右に鬼を従わせた一見、怖そうなお爺さんがいるなという印象だったのです。
いつしかこの怖そうな人が役行者という、約1300年前、全国各地の山を開き90近い寺院を開いた歴史上凄い人物なんだということを知りました。
奈良県御所市で生まれ葛城山に籠り、この山脈に二十八の霊所を設け、大峰山を開きました。
様々な呪術を使い空を飛んだり、前鬼・後鬼を従え雨乞いや止雨の霊験を表したエピソードが伝わっています。
また、「陀羅尼助」という薬を作り、疫病に苦しむ人びとを救ったりもしています。
聖徳太子、空海と並ぶ宗教界のスーパースターなのです!
奈良の金峯山寺、龍泉寺、京都の聖護院門跡などを訪ねると行者さんのストイックで凛とした気が伝わってきます。
そして出家した僧でなくあくまで在家仏教者”優婆塞”だったのも民間の人のために生きた役行者のスタンスだったんですね!

私は昨年足掛け3年でやっと「役行者霊蹟所巡礼」の三十六寺社を回り終えました。
暑い時もあれば寒い時もあり、ドライブ気分なところもあれば難所もありましたが充実した旅でした。
もう一度、気にいった寺社をゆっくりと回ろうと思っています。
もうすぐ春、桜も見事ですから・・・・

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